「Twilioを使って電話Webアプリケーションを構築しよう」の第3回目の記事は、TwiMLを使い、受信した電話をPHPで処理します。
今回はTwilioの「Gather」を使い実装を行います。
Gatherは電話をかけてきたユーザーに、任意の番号を入力させることができるコマンドです。
手順
- 第2回目の記事で作成した「twilio_respons.xml」を開き、Gatherコードを追加します。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <Response> <Gather timeout="10" numDigits="1" action="twilio_respons.php"> <Say voice="woman" language="ja-jp"> こんにちは シーピーアイスタッフブログへようこそ </Say> </Gather> </Response>
numDigitsで、ユーザーがダイヤルを押せる、文字数を指定します。
actionで、ダイヤルが押された後に転送するファイルを指定します。
- PHPファイルの作成・編集
「twilio_respons.php」を作成し、テキストエディタで開き下記のコードを入力します。<?php if($_POST['Digits'] == 1): echo "<?xml version=\"1.0\" encoding=\"UTF-8\"?>\n"; echo '<Response>'; echo '<Say voice="woman" language="ja-jp">'; echo 'いちばんが入力されました'; echo '</Say>'; echo '</Response>'; endif;
ユーザーが入力したダイヤルは$_POST['Digits']で取得することができます。
以上で、コールされた電話をPHPで処理することができます。次回は、「TwiMLを使って、電話を転送する」方法を紹介いたいします。
今回どのようなWebアプリケーションを作っているのかなどの全体像は、特集記事のTOPより参照ください。
[特集] Twilioを使って電話Webアプリケーションを構築しよう
ソースコード
ソースコードは、GitHubに公開いたしました。