SmartReleaseが進化する!?進行中のプロジェクトにこっそり潜入!



レンタルサーバーCPIに付帯する機能の一つである「
SmartRelease」。

リリースから12年、これまで多くのWebサイトでリリース作業やバックアップの面で、
Web制作者さんのサポートをしてきました。

「便利」「神ツール」というお声をいただくこともありますが、問題点への指摘もちらほら。

そこで!リリースから12年という時を経て、SmartReleaseがついにグレードアップするようです!

今回は現在進行中の「新SmartReleaseプロジェクト」に潜入し、
どんなものを作ろうとしているのか覗いてみようと思います!

目次

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そもそもSmartReleaseって?

SmartReleaseは安心してWebサイトのの公開作業ができる、便利なアプリケーションです。

CPIの共用レンタルサーバーに付帯しており、「ビジネス スタンダード」「SV-Basic」「ACE 01」プランをご契約中の方は、どなたでも無料でご利用いただけます。

 

【SmartReleaseの特徴】

①テストサーバーを標準提供

公開サーバーと同一仕様のテストサーバーを、標準機能としてご提供

②ワンクリックで公開作業が完了

テストサーバー→公開サーバーへの公開作業はワンクリックで完了

③バックアップ機能

毎日自動でバックアップを取得しており、30世代まで保存

サイト公開作業の直前にも自動でバックアップを取得しており、手動バックアップも可能

④ワンクリックでリストア可能

公開作業のあとに、急きょバックアップデータをリストアする場合もワンクリックで完了


こんな機能があったなんて知らなかった!という方も、もしかしたら多いかもしれませんね。

SmartReleaseの詳しい内容はこちらの記事ものぞいてみてください👀

 

プロダクトマネージャーに突撃!
新SmartReleaseは今までと何が変わる?

ここからは、新SmartReleaseのプロジェクトマネージャーを務める下池氏にお話を聞きながら、
その全貌を詳しく掘り下げていきたいと思います!

CPI本部 SmartRelease推進室
プロダクトマネージャー

下池 壮介



ーそもそも、なぜSmartReleaseの新バーションを作ることになったのでしょうか?

Interviewee

SmartReleaseはご利用者さんから高い評価を得られていますが、どうしても新規のご利用者さんを増やせずにいました。

原因は単純で、Web制作者さんが利用しているサーバーはCPIだけではないからです。

まず、クライアントごとに様々なサーバー環境がありますよね。
CPIのレンタルサーバーだけがSmartReleaseを使えたところで、根本的な課題解決にはなりません。それぞれフローも異なり現場が混乱するので「使いたくても使えない」と判断されることが多かったようです。

SmartReleaseはWeb制作者さんの課題を解決できるツールなのに、CPIでしか使えないので使いにくいという残念な結果に繋がっていました。

そんな背景から「それならSmartReleaseを独立させて、CPI縛りをなくそう!」というアイディアが生まれ、今回の再開発プロジェクトがスタートしました。

 

ーえ?!CPI縛りをなくす?!詳しく教えて下さい!

Interviewee

CPIの縛りをなくし、他社サーバーでもSmartReleaseを使えるようにします!

現在、CPI以外のレンタルサーバーを使った動作検証を進めていて、まずは利用者の多い会社さんのサーバと連携できるようにし、順次拡張していく予定です。



ーおお〜!今よりずっと使いやすくなりますね!
ちなみにここだけの話、資金繰りはどのように・・・?タダで開発を続けられるわけでもないですし。

Interviewee

今まではレンタルサーバーのご料金をもとに細々と維持・改善を続けてきましたが、CPI以外のサーバーでも使えるとなると、そういうわけにもいかないですよね。

そこで、新SmartReleaseは「SaaS(Software as a Service)」として有償でのご提供に変わります。

有償といっても、それほどご負担の大きい金額にはならないのでご安心を!

今後は、新SmartReleaseのご利用者さんからいただいたご利用料をもとに、これまでやりたくてもできなかった改善や提供範囲の拡大を進める計画です。



ーなるほど。SaaS化させるんですね!

となると、新SmartReleaseの価値がWeb制作者さんたちのニーズに、
しっかりとマッチしている必要がありますね。不安もありますが、期待も大きい! 

ところで、新SmartReleaseプロジェクトではどんなことをやっているんですか?

Interviewee

SmartReleaseをクラウドサービスとして使えるように、ゼロから開発しています。

今までとは稼働環境が異なるため、これまでご提供していた機能の引き継ぎは想像以上に難しいのですが、「新しくなって使いづらくなった!」と思われないよう注意しながら設計・開発を進めています。

特に丁寧にに検討しているのは画面まわりです。

Web制作者さんの大半はエンジニアではないので、直感的に操作ができるようにUI/UXにはとても気を使いながら仕上げています。



ー確かにUI/UXは初見でのとっつきやすさに大きく影響しますよね。

ですがCPIはレンタルサーバー事業者なので、どうやってそのような配慮を実現しているんですか?

Interviewee

おっしゃる通りCPIはレンタルサーバー事業者なので、我々だけではどうしてもWeb制作者視点での経験や知見が足りません。

そのため、5人の現役Web制作者/担当者さんに本プロジェクトにご参加いただき、実装する機能の仕様や優先度など、我々だけでは判断しきれない部分を補完していただいています。



ー現役のWeb制作者/担当者さんもプロジェクトに参加されているんですか?

Interviewee

はい。1人は弊社の広報室長でWebマスターの神森ですが、その他は社外の方々にご参加いただいています。

彼らのことを我々は「SmartReleaseエバンジェリスト」とお呼びしています。

Web制作者/担当者視点で、新SmartReleaseがご提供すべき価値から機能ごとの細かな仕様まで、高い解像度でディスカッションしています。



新SmartReleaseがどんなサービスになるのか、こっそり紹介!

①CPI縛りを撤廃。他社レンタルサーバーでも利用可能に!


前述のとおり、SmartReleaseが提供する様々な機能はそのまま、CPI以外の他社レンタルサーバーでもご利用可能です。


Web制作者さんが持つ全ての案件で、新SmartReleaseを使って安全に公開作業が実施でき、
これまで属人的でリスクの温床だったサイト公開プロセスを、新SmartReleaseに統一できるようになります。



②新SmartRelease1つで複数のテストサーバーを管理


新SmartReleaseはご契約1件あたり、5つのテストサーバーの管理ができます。


各テストサーバーは独自の公開サーバーを紐づけることができ、5件の別々の案件でのご利用が可能です。


それでも足りなければ、テストサーバーの追加契約もできますので、新SmartReleaseは運用するサーバー環境のポータルサイトのような存在になっていきます。



③WordPressなどのCMSとの親和性を改善


元々のSmartReleaseが苦手としていたCMSを使ったサイトの運用。


新SmartReleaseでは、WordPressを中心にCMSでも無理なく・事故なく・スマートに利用できるよう、
今後徐々に親和性を上げていきます。


1stリリースではそれを踏まえた土台作りをし、2ndフェーズ以降で本格的な親和性改善に取り組みます。



④直感的な操作を目指し管理画面を一新


元々のSmartReleaseでは「簡単で直感的な操作」を表現していた画面UI。

この思想を踏襲しつつ、より使いやすく、よけいな画面を作らずにシンプルにまとめています。

また新SmartReleaseはWebアクセシビリティにも配慮し、WCAG2.2に準拠するように
デザインやコーディングに取り組んでいます。



今後の予定は?

今後も動作テストを続け、利用できるサーバー環境の拡大やCMSとの親和性を高めるよう取り組んでいきます。

Web制作に携わる方々がさまざまな環境で活用できるように、利用可能範囲を広げることが最重要タスクです。

その他、アカウント管理機能とロール管理機能を持たせて、プロジェクトに関わるスタッフ全員が、役割に応じて利用できるようにしていきます。

とにもかくにも、CPI縛りがなくなり活躍の場が飛躍的に広がりそうな新SmartRelease!


次回はインタビューで出てきた「SmartReleaseエバンジェリスト」の存在を紐解いていきましょう!

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