先日2016年2月19日(金)に東京で開催した CPI Fan☆トークナイト!についてお伝えします。 今回のテーマは「なぜ多くのWebサイトが常時SSL/TLS化に取り組み始めたのか?」。 ゲストに株式会社シマンテック SSL製品本部 ダイレクト・チャネルマーケティング部 マネージャー 中川就介さんをお迎えして、常時SSL / TLS化に関する市場動向や今後の課題についてお話していただきました。
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まずは常時 SSL/ TLS について、どのような状態を指すのかの解説と、具体的に(現在)どのようなメリットがあるのか?大きくは3つのことを教えてくださいました。
- Webサイト価値の向上 →通信速度の向上やGoogle検索、ブラウザの対応状況など
- セキュリティの強化 →サイバー攻撃や盗聴・なりすましの防護策、Webアプリの管理運営など
- 管理の効率化 →ログ解析におけるReferer情報に関する仕様(RFC2616 15.1.3)など
さらに、「賽は投げられた」として、HTTPS Webサイトが急増していることや、主要サイトのトラフィック推移、ECサイトなどの対応状況など最新事情とともに、新タイプの証明書や管理ツールについて、CIC (Certificate Intelligence Center) や無償発行の (DV) 証明書など近年一般的になりつつある技術についても触れてお話いただきました。
次に「HTTPSトラフィックの歩み」として、これまでの歴史的なおさらいと現時点でのSSL/TLS暗号化通信の対応状況、さらに将来的にHTTPSが一般化し、企業実在性認証などが重要なポイントになってくるだろう…というような予測と、コーポレートサイトの常時SSL化までの道のりについて、自社の事例も交えてお話いただきました。
前半の最後は新たな課題として、コストやHTTP/2以前の速度問題、証明書管理の負荷などポイントとともに、来場者特典として、SSl/TLS に関するツールやガイドラインの一覧やドメイン認証型/企業実在性認証型の違い、シマンテックで取り扱っている証明書の種類と中身なども書いてある講演スライドの完全版を後日pdfで共有いたしました。
後半はゲストトークの補足として、クラウドホスティング事業本部の田澤より、現在CPIで取り扱っているSSLサーバー証明書やキャンペーンについてご案内しました。同本部長の西村からは、昨年から取り組んできたサービス改善の内容と今後予定されている改善項目についてご報告しました。
実際にサービス改善については、お客さまの声からヒントをいただくことばかりで、特に共用サーバー ACE01 の各種機能強化(http://www.cpi.ad.jp/shared/ace2015/)や、専用サーバー CHM-Z のリリースをはじめとする専用サーバーの機能強化(http://www.cpi.ad.jp/private/index.html)など、お客様との対話無しにはなし得なかったことを感謝の言葉とともにお伝えしました。(ありがとうございます!)
近年みなさまの注目を集めるテーマということもあり、最後のビアバストもかなり活発に意見交換することができました。スタッフ一同、これからもお客さまとのコミュニケーションを通じて、サービス改善に取り組んでいきます。
<ビアバストでは参加者、講師、CPIスタッフが一体となって交流します。>
<最後まで残っていただいたみなさまと一緒に集合写真。ご来場ありがとうございました!>
次回Vol.17は4月以降に予定しています。
CPIのユーザー/ビジネスパートナーのご案内もしくは、どちらにも属さない場合は下記コミュニティで開催告知します。ぜひ興味がある方はこの機会に登録してください。
■CPIレンタルサーバー公式
https://cpi-server.doorkeeper.jp/
『CPI Fan☆トークナイト!』について
CPIのユーザーさまや興味のある方を対象に、少人数限定で毎月テーマを変えて、弊社セミナールームで
「いろんなテーマでマジメに楽しくコミュニケーション」をコンセプトに、毎回ゲストをお迎えして開催しています。本文にもある通りゲストセッションの後は、当社の取り組みについてご案内しています。
セキュリティ対策や今後のリリース計画、さらにこれまでいただいたご意見について情報共有することで、現在どのように取り組んでいるか具体的にお知らせしています。
イベント後半はビアバスト形式で軽食をとりながらテーマに添ったワークショップや、CPIの好きなところ嫌いなところをチームブレストするなど、スタッフとともに交流します。ここでいただいたご意見は実現に向け、情報を整理してサービス改善に活かせるよう取り組んでいます。
最後は各種情報交換やパートナー探し、講師やCPIスタッフへの個別質問など。講師・参加者・CPIスタッフ全員で交流します。