【法人向け】レンタルサーバーのおすすめの使い道とは

現在では、どの法人企業でも自社のホームページなどを持っており、さまざまな情報を発信するなどしてビジネスで活用しています。

このように、自社のサービスを展開するためにもインターネットは欠かせないものとなっていますが、そもそもどのようなサーバーを利用したらいいのか、レンタルサーバーとは何か、などサーバー関連で悩む方も多いのではないでしょうか。

利用するサーバーが変われば使い道も変わります。そこで、本記事ではレンタルサーバーの使い道や、それに合わせたサーバーの選び方などを紹介していきます。

「Webサイトからお問い合わせが来ない…」とお悩みの方必見!
当サイトのノウハウを詰め込んだ『Web集客の無料ガイド』をご提供

1.レンタルサーバーってどういうもの?

レンタルサーバーとはその名から分かる通り、サーバーを貸し出すサービスの名称です。
レンタルサーバーの使い道として多いのが、ウェブサイト(ホームページ)を設置するためのウェブサーバー、メールの送受信の処理を行うメールサーバーといったものです。その他にも、データを保存・共有するストレージサーバーなども存在します。

これに対して、サーバーを自社で保持・管理する方式をオンプレミスといいます。サーバーの設置場所の確保、常時起動しての管理、さらにセキュリティ管理まで自社で行う必要があります。

レンタルサーバーの詳細や種類について、こちらの記事で詳しく解説しています。
レンタルサーバーとは?初心者でもすぐわかるサーバーの種類と仕組み

2.法人でレンタルサーバーを導入するメリット・デメリットとは?

続いて、法人でレンタルサーバーを導入するメリットとデメリットを解説します。

法人でレンタルサーバーを導入するメリット

かつては企業・団体などは、オンプレミスでサーバーを保持しているというケースが普通でした。しかし、レンタルサーバーを利用すると月々一定の料金を支払いさえすれば、サーバーのシステムの維持・管理費やサーバー担当者の人件費などの経費を大幅に削減することができるため、レンタルサーバーに移行させる企業が次第に増えてきました。

レンタルサーバーのメリットはコスト面ばかりとは限りません。
例えば、サイバー攻撃などへの対策はレンタルサーバー会社が行っているため、セキュリティも常に一定レベル以上の安全性が保たれています。
さらに、災害などが発生したとしても、多くのレンタルサーバー会社はサービスを継続提供できるように、免震構造や耐震構造などの地震対策の採られた建物や、防火設備、電源設備の整ったデータセンターにサーバーを設置して管理・運営されています。

法人でレンタルサーバーを導入するデメリット

良いところばかりに見えるレンタルサーバーですが、デメリットもあります。
その1つが多くのレンタルサーバーは使用できる機能に制限をかけられている、という点です。オンプレミスであれば自分に必要な全ての設定を行うことができますが、レンタルサーバーではセキュリティ上の理由などで、データベースアクセスなどの機能に制限をかけられている場合が少なくありません。

また、レンタルサーバーは基本料金が安くても必要なオプションを全てつけていくと、意外と月々の利用料金が高額になってしまうこともあるので気を付けましょう。

3.レンタルサーバーのおすすめの使い道とは?

以上のことから、法人でレンタルサーバーを使う場合、オンプレミスと上手に使い分けることがおすすめです。

ウェブサイトを公開するためのウェブサーバーや、メールサーバーはレンタルサーバーを使いましょう。ウェブサイトやメールは24時間使える必要がありますし、サイバー攻撃に対するセキュリティ対策が必要になってきます。

近ごろはウェブサイトも WordPress のような CMS と呼ばれる Web アプリケーションを利用することも多くなっているため、その脆弱性やデータベースなどが外部から攻撃を受ける危険性に晒されています。

CMS についてはこちらの記事をご参照ください。
CMS とは?特徴や種類、導入するメリットを IT 初心者向けに解説

しかし、法人向けレンタルサーバーの多くは Web アプリケーションへの攻撃に備える WAF (Web Application Firewall) が利用でき、Web アプリケーションへの攻撃リスクを抑えることができます。

また、メールもセキュリティ対策が必要になります。昨今、マルウェアの添付やフィッシングサイトへの誘導メール、標的型攻撃メールなど、メールを使ったサイバー攻撃も増えてきています。レンタルサーバーのメールサーバーには、迷惑メール対策が付いているサーバーが多いので、これらの迷惑メールを減らすことができます。

4.サーバーの保守費用の相場は?

レンタルサーバーには大きく分けて2種類あります。1つは他のユーザーとサーバーを共有する「共有サーバー」、もう1つは自社だけでサーバーを使用できる「専用サーバー」です。

それぞれの保守費用の相場について解説します。

共有サーバーの保守費用の相場

共有サーバーの相場は月々千円未満の安いものから、数千円レベルの場合がほとんどです。メールとWebサーバーさえ使えれば十分、という企業ではこれで問題ないでしょう。ただ、大規模なウェブサイトの運営や大量のメールの送受信が発生したり、セキュリティ対策を強化したい場合などは、それに対応したオプションに加入するなどの必要があり、その分の料金も追加されます。

専用サーバーの保守費用の相場

その一方で、専用サーバーは月額数万円から十万円台というのが多いです。値段は高いですがサーバーを独占できるため高機能で機能制限も少なく、処理スピードや容量も共有サーバーよりもはるかに優れています。ただし、オプションもつけると値段はさらに跳ね上がるので、十分に調査と見積もりを行ってから契約をする必要があります。

5.法人向けレンタルサーバーの選び方とは?

レンタルサーバーを選択する基準ですが、法人の場合、まず気を付けなくてはならないのがセキュリティです。情報漏洩などの不祥事が起こると、企業の信用が大きく損なわれてしまう可能性が高いため、特にセキュリティ面は念入りにチェックしましょう。

例えば、情報セキュリティの取り扱い認証である『 ISMS 認証』や『 P マーク』などを取得しているか。外部業者に委託してネットワークの脆弱性テストを行っているか。障害情報をチェックし、障害が発生しても短時間で復旧しているか、というような信頼できるサービスを選ぶことをおすすめします。

また、データの自動バックアップ機能があるものを選ぶのも大事です。

セキュリティ面で問題がなくても、うっかりミスで大事なデータを消してしまう可能性もあります。いざというときにきちんとデータを復元できるようになっていれば、データの復元にかかる時間やリソースを削減することができます。

バックアップ機能は、全てのレンタルサーバーに備わっているわけではありません。そのため、自分が選択するサーバーにその機能があるか、オプションとして選択することが可能か、ということは前もって調べておく必要があります。

以上のような点を確認したら、あとは自分の使いたい機能、予算などに見合うサーバーを選べば良いでしょう。

万が一に備えて準備しておくことも重要なポイントです。下記記事もご参考ください。

レンタルサーバーを選定比較する際に、考えておきたいリスク低減について

最後に

今回は、法人企業におけるレンタルサーバーの使い道についてご紹介しました。
一口にレンタルサーバーといえども、多種多様なサービスがあり、セキュリティ面や機能などが大きく変わってきます。
レンタルサーバーを上手に使いこなすためにも、企業の規模や必要な機能、予算などをじっくりと吟味した上で、どのレンタルサーバーを使用するのか選ぶことをおすすめします。

関連タグ:

CPIの最新情報をTwitterでチェックできます!
@cpiadjp
次へ
前へ