ドメイン管理とは?目的や作業内容を詳しく紹介

ドメイン管理とは?目的や作業内容を詳しく紹介

「ドメイン管理とは何だろう」
「ドメイン管理の目的を知りたい」
「ドメイン管理に必要な作業をおさえておきたい」

初めてドメイン管理を担当する方は、このように感じているのではないでしょうか。
本記事では、ドメイン管理の概要や目的、作業内容などについて解説します。

目次

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ドメイン管理とは

そもそもドメインとは、インターネット上の住所のことです。インターネット上には、WebサイトのURLやメールアドレスなど、多くのドメインが存在しています。

現実世界の住所と同様に、インターネット上に同じドメイン名は存在しません。また、既に使われているドメイン名と全く同じものを他の人が取得することもできません。

ドメインの基礎知識については、こちらの記事をご覧ください。
ドメインとは何か?種類や取得方法をIT初心者向けに解説

このドメインをトラブルなく正しく管理することを、ドメイン管理といいます。

ドメインを世界的に管理しているのは、ICANNという組織です。それぞれのトップレベルドメイン(.com や .netなど)に関しては、ICANNから委任されている企業・組織が管理しています。

なお、日本では「.jp」ドメインを株式会社日本レジストリサービス(JPRS)が管理しています。

.jpドメインの詳細は、こちらの記事をご覧ください。
.jpドメインとは?種類や特徴、取得の条件を解説

ドメインを管理する目的

ドメインを管理する目的を2つ紹介します。

  • ブランド保護
  • ドメイン継続利用

ブランド保護

1つ目の目的は、ブランド保護です。

ドメイン管理を怠ると、悪意を持った第三者からドメイン名を商標利用されたり、同社を装った類似のドメインを取得されたりと、悪質な行為の被害に遭うリスクがあります。

ドメイン名に社名を使う企業も多いことから、自社のブランドを保護するためには、担当者がきちんとドメインを管理する必要があります。

ドメインの継続利用

2つ目の目的は、ドメインの継続利用です。

ドメインを継続して使い続けるためには、契約更新手続きが必要です。手続きをせずに契約期日を迎えると、ドメインを利用できなくなり、Webサイトやメールアドレスの利用が停止されます。

したがって、取得したドメインを継続利用するためにもドメイン管理が欠かせません。

ドメイン管理の作業内容

ドメイン管理の担当者が実施する主な作業内容は、次の通りです。

  • アカウント管理
  • 日々のメンテナンス
  • 障害対応
  • 契約更新手続き

アカウント管理

1つ目の作業内容は、ドメインを取得したアカウントの管理です。

例えば、アカウントに登録している情報が古くなっていないか、正しい情報に更新されているかなどを定期的にチェックして、必要があれば更新します。

またセキュリティ対策のために、他システムとのパスワードの使い回しがないかを確認したり、定期的にパスワードを変更したりすることも大切です。

日々のメンテナンス

2つ目の作業内容は、日々のメンテナンスです。

例えば、現在利用しているドメインの洗い出しや、不要なドメインの削除、ドメインの移管作業などが発生します。またセキュリティを強化するために、サイトをアップグレードする作業も必要です。

メンテナンスが理由でWebサイトが停止する場合は、事前に社員へアナウンスするよう心がけましょう。

障害対応

3つ目の作業内容は、障害対応です。

ドメインに関連した障害が発生すると、Webサイトにアクセスできない、メールを送信できないといった致命的な事象に陥る可能性があります。そのためドメイン管理担当者は、障害発生時に即座に原因究明して対応しなければなりません。

自社のみで解決できない場合は、サービス提供会社やレンタルサーバー会社へ復旧を依頼したり、都度状況を確認したりすることも大切です。

契約更新手続き

4つ目の作業内容は、契約更新手続きです。

前述の通り、ドメインを継続して使い続けるためには、半年〜年単位で契約更新手続きをする必要があります。例えば、2022年10月1日に1年契約でドメインを取得した場合は、2023年9月30日までに更新手続きを行わなければなりません。

自動で更新されるケースもありますが、登録しているクレジットカードの有効期限が切れて更新できないといったことがないように、事前に確認しておきましょう。

ドメイン管理で知っておくべきポイント

ドメイン管理で担当者が知っておくべきポイントについて3つ紹介します。

  • ガイドラインの作成
  • 関連する知識の習得
  • 組織外との連携

ガイドラインの作成

1つ目のポイントは、ガイドラインの作成です。

ドメインの取得方針やドメイン名のルールなど、ドメインに関する手続きについてまとめたガイドラインを作成し、その内容に沿って運用することが大切です。

ドメインについてよく知らない社員でも、ガイドラインを読めばドメインの取得・運用ができるよう準備しておきましょう。

ガイドラインを作成することで、ドメイン管理の属人化を防ぐとともに、不要なドメインの取得を防止したり、取得後不要となったドメインを特定して削除したりすることができるようになります。

関連する知識の習得

2つ目のポイントは、ドメインに関連する知識の習得です。

例えば、WebサイトのURLの構造や、ドメインとIPアドレスの名前解決を行うDNSサーバー、ルートドメインとサブドメインの違いなどを理解することで、ドメイン管理がしやすくなります。

サイト制作にも役立てることができるため、ドメイン管理担当者にとって、Webに関連する知識の習得は必須となります。

組織外との連携

3つ目のポイントは、組織外との連携です。

ドメインを取り巻く環境は年日々変化していますが、ドメインを管理している他部署や他社と情報連携することで、最新のドメイン管理方法を取り入れることができます。

最後に

ドメイン管理は、ブランド保護やドメインの継続利用のために欠かせない業務です。

ガイドラインを作成しておけば、ドメイン管理の属人化を防ぐことができるため、担当者が変わった場合の引き継ぎもスムーズです。

これからドメインを管理する方は、本記事で紹介した内容をぜひ参考にしてください。

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