レンタルサーバーにおけるデータベースとは?種類や使う際の注意点も紹介


現在、インターネット上でさまざまな情報が大量に飛び交っています。
インターネットというと Web サイトやアプリケーションなどが注目されがちですが、実はその背景で活躍しているのがデータベースと呼ばれる整理された情報の集まりです。

では、そのデータベースがどのような活躍をしているのか、どのような種類があるのか、レンタルサーバーではどのように使用するのかなどを、ここで詳しく見ていきましょう。

レンタルサーバーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。本記事とあわせてお読みください。
▶︎レンタルサーバーとは?メリットやデメリットを詳しく解説

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1.データベースとは?

データベース(Database)とは、さまざまなデータを集めて効率的に管理し、使いやすくしたものです。データベースにはさまざまな種類がありますが、その中で最もポピュラーなものが「リレーショナルデータベース(Relational Database)」と呼ばれるものです。
リレーショナルデータベースは、RDB とも言い、行と列によって構成された表形式のテーブルと呼ばれるデータの集合を、互いに関連付けて関係モデルとして使うデータベースのことです。RDB は、主に Web サイトでのユーザー情報や EC サイト上の商品情報を保存・整理し、抽出するといった目的で利用されます。
RDB を操作するのに用いられているのが、SQL(Structured Query Language)と呼ばれる言語です。

データベースとサーバーの違い

IT に慣れていない方は、データベースとサーバーの違いがよく分からず、混同してしまうケースも少なくないようです。

それぞれの違いについても、補足として説明します。

データベースとサーバーは、役割が大きく異なります。

  • データベース:特定の条件に該当するデータの集まり
  • サーバー:データを提供するコンピュータ

データベースは前の項目で説明したように、データを集めて効率的に保存・管理するものです。

一方サーバーは、ネットワークを通じてサーバーにアクセスしてきたユーザーの要求(リクエスト)に応じたデータを返す役割をします。

それぞれの特徴・役割から、データベースとサーバーは別物であることがお分かりいただけるでしょう。

サーバーについては、こちらの記事で詳しく解説しています。お読みいただくことで、データベースとサーバーの違いがより分かりやすくなると思います。
▶︎サーバーとは?その種類と基礎知識をご紹介

2.主なデータベースの種類を紹介

RDB として有名な製品には、次の4つがあります。

  • MySQL
  • PostgreSQL
  • SQL Server
  • Oracle Database

どれも SQL を用いて操作するという点では共通ですが、それぞれ使用目的や機能などが異なるため、SQL も少しずつ異なる機能が追加されています。

特によく使われているのが、高速で使いやすいことが特長の MySQL です。オープンソースで、その扱いやすさに人気があり、多くのレンタルサーバーでは MySQL が利用可能となっています。

また、近頃では RDB 以外のデータベースとして、NoSQL と呼ばれるデータベースも次第に利用されるようになってきています。
NoSQL は RDB 以外のデータベースの総称であり、KVS 型やカラム指向型などさまざまなタイプのものが存在します。非定型な構造を持つデータを柔軟に管理することができるのが特長で、ビッグデータ解析など大量のデータを処理しなくてはならない場面で利用されています。


NoSQL は近年普及が進んでいますが、シェアなどの点からデータベースといえばまだ RDB を指す場合がほとんどです。

3.レンタルサーバーでのデータベースの使用例とは

レンタルサーバーでのデータベースは、主に Web アプリケーションなどのデータの保存・管理に用いられます。ECサイトなどのようなアプリケーションはもちろんですが、WordPress のようなホームページを作るために必要な CMS ( Content Management System ) と呼ばれるシステムでも、データベースが使用されています。

このように、現在 Web サイトでデータベースを使用しないものはほとんどないと言っても過言ではありません。

4.レンタルサーバーでデータベースを使う際の注意点

レンタルサーバーでデータベースを使用する際には、いくつか注意が必要な点があります。

セキュリティ対策

データベースで最も気をつけなくてはならないのがセキュリティ対策です。
アカウント情報が外部に漏れた場合、データベースの情報が漏洩する危険性があります。
さらに、Web アプリケーションの場合、外部から SQL インジェクションという、使われることが想定されていない SQL 文を挿入すること ( injection - インジェクション)でデータベースに不正な操作を加えるという、RDB の脆弱性を狙った攻撃に晒される可能性があります。この攻撃を受けるとデータベースの情報が漏洩してしまったり、改ざんされたりするため、運用の際には攻撃を受けないようセキュリティ対策が必要です。

それでは、どのようなセキュリティ対策を講じればよいのでしょうか。


まず、SQL インジェクションへの対策には、WAF( Web アプリケーション・ファイアウォール)という方法があります。この方法は、脆弱性に対する攻撃への対策を行うものです。

他にもデータベースのバージョンアップやパッチを当てる、Web の脆弱性診断を都度実施する、開発時のプログラミングで対策するといった方法があります。

定期的なバックアップ

システムの不具合や操作ミスで万一データが消えてしまうことに備え、定期的にデータのバックアップを取っておくことも大切です。

レンタルサーバーでは、データの破損や紛失に備えた対策を講じていますが、サービスによってバックアップの提供方法に差があります。バックアップに関しては、あくまでもサービス提供者側が管理上実施しているというケースもあり、その場合には、ユーザー側の理由でバックアップデータの利用ができない可能性もあるので注意が必要です。

また、バックアップの世代数や容量についても注目したいポイントです。

自動バックアップをオプションの月額料金で提供しているサービス、自動バックアップは標準料金に含まれるがデータの復元に関しては有料、などサービスによって料金体系は様々で、自社サービスの性質やランニングコストを抑えたいかどうかなどで検討するのがよいでしょう。

サービスのバックアップだけに頼るのではなく、ユーザー側でも定期的にデータをエクスポートしておくのをおすすめします。


バックアップの重要性については、こちらの記事でも解説しています。
▶︎なぜバックアップが必要?~レンタルサーバー上の大事なデータを守る方法~

まとめ

Web サイトの多くでデータベースが利用されており、データの保存や管理などに大変便利なデータベースですが、セキュリティ対策やバックアップ、データ復旧方法などを十分に確認して運用を行いましょう。
 

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