レンタルサーバーの OS って何?サーバー OS の種類やクライアント OS との違いも解説

自らサーバーを立ち上げる場合、サーバーの設置費用・スペースはもちろん、データのバックアップ、ハードウェアやネットワークの障害が起きた際のメンテナンス、セキュリティ対策など、専門知識や多くの労力が必要となります。

このような手間を考えると、専門部署を持つ法人であっても、レンタルサーバーを利用することは選択肢の1つになるでしょう。そして、このレンタルサーバーに OS (オペレーティングシステム)が存在することは、ユーザー側からは意識しにくいかもしれません。

レンタルサーバーで使われている OS とは、一体どのようなものなのでしょうか。また、ユーザー側が普段から使っているパソコンなどの OS とは、どのような違いがあるのでしょうか。本記事では、サーバー OS の仕組みや種類、クライアント OS との違いについて解説していきます。

目次

  1. サーバー OS とは
  2. サーバー OS とクライアント OS はどう違う?
  3. レンタルサーバーの OS は大きく分けて3種類ある
  4. Unix・Linux 系サーバー OS のメリット・デメリット
  5. Windows 系サーバー OS のメリット・デメリット
  6. まとめ
 

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1.サーバー OS とは

サーバーOSとは

サーバーの基本的な構成は一般的なパソコンと変わりません。CPU やメモリ、HDD から成り立っていますが、パーツはサーバー用で高性能になっています。そしてこれらの高性能なパーツを利用したサーバーを制御しているのが、サーバー OS です。

サーバー OS は、サーバー用途に特化し開発された OS と言えます。

一般的なパソコンのように、ゲームや音楽、動画などを閲覧するための機能はあまりなく、その代わりに「多数の接続要求に対応する」「安定稼働する」「ファイルの権限管理ができる」などの特長があります。

2.サーバー OS とクライアント OS はどう違う?

クライアント側で使うパソコンの OS (クライアント OS )とサーバー OS とのもっとも大きな違いは、サービスを「提供される側」か、一対多でサービスを「提供する側」か、ということです。

クライアント OS は、各ユーザーが使用する端末を動かす役割を果たしています。クライアント OS でも、ある程度の台数でファイルやプリンターなどの共有をすることは可能ですが、数は限られます。

また、ユーザーフレンドリーなユーザーインタフェースや、多彩なアプリケーションの処理を視覚的に行うことも可能です。

それに対して、サーバー OS は同時に多数の接続要求に対応し、安定して稼働するように設計されています。クライアント OS のような、ユーザーの使いやすさや多彩なアプリケーション処理は不要なため、サーバーとしての役割に特化しています。

サーバー OS には、キーボードからコマンド入力して操作を行うユーザーインタフェースである「 CU I」がベースとして採用されており、クライアント側のパソコンにはない管理ツールなども搭載されています。

3.レンタルサーバーの OS は大きく分けて3種類ある

レンタルサーバーの OS には、主に次の3種類があります。

  • Windows 系
  • Unix 系
  • Linux 系

のこの中で Unix と Linux は、同じカテゴリで扱われるケースが多いです。。

そのため、サーバー OS の種類を紹介する場合には Unix・Linux 系か Windows 系か、という表記になっているサイトも多く見受けられます。

Unix・Linux 系のサーバー OS には、Red Hat Enterprise Linux 、Cent OS 、Ubuntu 、Debian 、FreeBSD などがあります。もともとUnix は、複数ユーザーの同時利用(マルチユーザー)、同時に複数の処理(マルチタスク)に対応する OS として開発されました。Windows よりも前にこれらの機能を実現しており、レンタルサーバーの OS としてもよく使われています。

一方、Windows 系のサーバー OS には、Windows Server Standard Edition 、Windows Server Datacenter Edition などがあります。Windows 系サーバーは、どちらかというと企業内で多く利用されており、レンタルサーバーの OS としてはマイナーな存在と言えます。

4. Unix・Linux 系サーバー OS のメリット・デメリット

レンタルサーバーでは Unix 系、Linux 系が優勢ですが、各サーバー OS にはどのような特徴があるのでしょうか。

メリット デメリット

・セキュリティが高く、動作が安定している
・スペックの低いサーバーでも動作しやすい
・処理速度がはやい

・ Windows 向けのアプリが動作しない
・ CUI がメインで初心者には不向き

メリット

Unix・Linux 系サーバー OS はオープンソースであり、世界中の技術者がソースコードを閲覧できるため、脆弱性に対してもすぐに対処可能です。Linux は、Windows と比較して、ウィルス攻撃に強く、セキュリティの高さ、不具合などが起こりにくい安定性の高さに定評があります。

また、スペックの低いサーバーでも動作しやすく、処理速度が速いこともメリットと言えるでしょう。

デメリット

一方、Unix・Linux 系サーバー OS では Windows 向けのアプリが動作しないため、環境によっては適さない可能性があります。

また、初心者でも扱いやすい GUI というわけではなく CUI がメインとなるため、コマンドなどの知識がないと扱うのは難しいでしょう。

5. Windows 系サーバー OS のメリット・デメリット

レンタルサーバー OS の中では少数派と言われる Windows 系ですが、Unix 系、Linux 系と比較してどのような特徴があるのでしょうか。

メリット デメリット

・初心者でも扱いやすい
・ Windows 系でしか動かないアプリに対応できる
・一部のプログラミング言語やフレームワークが簡単に扱える

・費用が高くなりやすい

・ PHP 、MySQL 構成に手間がかかる場合がある

メリット

Windows 系サーバー OS はクライアント OS と変わらない GUI が使えるため、初心者でも比較的操作が簡単です。

また、Windows 系のみでしか動かないアプリケーションが使えるほか、C# などのプログラミング言語、ASP.NET という Microsoft のフレームワークが簡単に扱えるというメリットがあります。

デメリット

Windows 系サーバー OS は、OS のライセンス使用料が発生するため、システム構築やサーバーの利用費が高くなる可能性があります。

また、最近使用率の高い WordPress を使用する際に必要となる、PHP 、MySQL 構成は、Unix・Linux 系サーバーで使用するよりも手間がかかる場合があり、デメリットと言えるかもしれません。

まとめ

レンタルサーバーの OS の種類により、性能が極端に異なるということは基本的にありません。しかし、利用状況によっては、アプリケーションが使えないなどの不都合が発生する場合もあります。

一般的に普及しているのは Unix・Linux 系の OS ですが、どのレンタルサーバーがどの OS を利用しているのかを確認し、自分の環境に合ったものを選択するのがおすすめです。

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