「 .jp のドメイン名を取得しようと思っているけど、特別な条件や SEO への影響はあるのだろうか…」
このようにお考えの方へ、この記事では .jp ドメインの特徴や種類、取得の条件、 SEO との関係性についてわかりやすく解説します。
目次
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.jp ドメインとは
.jp ドメインとは、 ドメイン名の中で最上位の階層にあたる「 TLD (トップレベルドメイン)」の1つです。
トップレベルドメインには、国・地域ごとに割り当てられる「 ccTLD (国別コードトップレベルドメイン)」があり、日本を表すドメイン名が「 .jp 」。「 .jp 」は JPRS (日本レジストリサービス)が管理しています。
.jp ドメインの取得条件は、日本国内に自宅や事業所などの住所をもつ個人・組織であることです。その他の条件が設けられているドメイン名については「 .jp ドメインの種類」の項目で説明します。
TLD (トップレベルドメイン)とは
「 TLD (トップレベルドメイン)」とは、ドメイン名のうち「 . (ドット)」で区切られた文字列の一番最後(右)の部分にあたります。代表的な TLD として、本記事で紹介している「 .jp 」、その他に「 .com 」「 .net 」などが挙げられます。
「 .com 」「 .net 」は「 .jp 」とは異なり「 gTLD (汎用トップレベルドメイン)」の1つで、世界中の誰でも取得できます。
TLD については、こちらの記事で詳しく解説しています。
トップレベルドメイン( TLD )とは?種類や選び方を初心者向けに解説
ccTLD (国別コードトップレベルドメイン)とは
「 ccTLD 」は国や地域ごとに割り当てられたドメインのことです。基本的に、 ISO 3166に定められた2文字コードが使用されており、アメリカは「 .us 」、オーストラリアは「 .au 」日本は「 .jp 」が当てはまります(イギリスは「 GB 」ではなく「 .uk 」が使われているなど、一部例外あり)。
.jp ドメインの種類とそれぞれの特徴
.jp ドメインは、4つの種類に分けられます。
- 汎用 JP ドメイン名
- 都道府県型 JP ドメイン名
- 属性型 JP ドメイン名
- 地域型 JP ドメイン名(2012年以降、新規登録は終了)
汎用 JP ドメイン名
日本に自宅や事業所などの住所をもつ個人・組織であれば誰でも取得できるのが「汎用 JP ドメイン」です。ドメイン名には英数字や日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)を使用できます。
【例】
- example.jp
- ドメイン名例.jp
都道府県型 JP ドメイン名
47都道府県の名称を含むドメインを「都道府県型 JP ドメイン名」と呼びます。取得条件は汎用 JP ドメインと同じく、日本に自宅や事業所などの住所をもつ個人・組織であることです。
ドメイン名は「 〇〇〇〇.都道府県名.jp 」という形になり「〇〇〇〇」と「都道府県名」の部分に英数字や日本語(ひらがな・カタカナ・漢字)を使用できます。
【例】
- example.tokyo.jp
- ドメイン名例.千葉.jp
属性型 JP ドメイン名
.jp ドメインのうち、セカンドレベルドメイン( .jp の左側)に組織種別 を表す2文字が入るものが属性型 JP ドメイン名です。1つの組織につき登録できるドメイン名は1つだけという条件があります。
【例】
- example.co.jp(企業)
- example.ac.jp(大学など)
- example.ne.jp(ネットワークサービス)
- example.go.jp(政府機関)
- example.lg.jp(地方公共団体)
地域型 JP ドメイン名
都道府県名、政令指定都市名、市区町村名を利用したドメイン名です(2012年の3月31日で新規登録の受付は終了となっており、現在は取得不可)。
「一般地域型ドメイン名」と「地方公共団体ドメイン名」に分かれており、それぞれ取得の条件が異なります。
【取得条件】
- 属性型 JP ドメイン名の登録資格を満たす組織(一般地域型ドメイン名)
- 日本に住んでいる個人(一般地域型ドメイン名)
- 日本に住所がある病院(一般地域型ドメイン名)
- 地方公共団体・特別区およびその機関(地方公共団体ドメイン名)
.jp ドメインと SEO の関係性
ドメインを取得する際、 SEO の面でどのように影響があるか気になる方は多いのではないでしょうか。できるだけ有利になるドメインを取得したいですよね。
実際のところ、ドメインは SEO に影響しないという見方が強く、どのようなドメインを取得しても有利、不利はないとされています。 TLD も同様で「 .com 」でも「 .jp 」でも大きな差はなく、お好みのものを取得すると良いでしょう。
ちなみに、日本企業が運用しているサイトの場合「 属性型ドメイン名であれば、取得できていることで「実在する組織である」ことを証明できるため、、ユーザーに安心感を持ってもらう目的で「 .jp 」「 .co.jp 」のドメイン名にするケースが多いようです。
ドメイン名に迷ったら「 .jp 」も検討してみよう
最も人気な「 .com 」は競合が多く、希望のドメイン名を取得できない場合もあります。そんな時は「 .jp 」で取得できないかどうかも、ぜひ確認してみてください。取得の条件がある分、競合が少ない可能性があり、「〇〇.com」で取得できなかったドメインが「〇〇.jp」で取得できるかもしれません。