おかげさまで、私は年間60回ほど色々なセミナーに登壇させていただいております。かれこれ3年ほど登壇し、気がついたセミナーで自分の話を聞いていただくコツを紹介したいとおもいます。
突如セミナーに登壇してほしいと依頼されたら恐ろしいですよね。
スライドを作成する方法は色々あると思いますが、もしどうやってスライドを作ったら良いか分からない方は、まずセミナーのシナリオを考えてはいかがでしょうか。
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なぜセミナーにシナリオが必要なの?
セミナー登壇時に、なぜシナリオが必要なのでしょうか。例えばセッション時間が例えば40分あったとして、40分間ダラダラと何かについて紹介すると聞き手も飽きてしまいますよね。
シナリオを作ることにより、聞き手の聞きたいという気持ちを高めることができます。聞きたいという気持ちをもっていただくことで最後まで自分の話を聞いていただけるのではないでしょうか。
今回のシナリオ作成では、マーケティングセミナーを例に作成したいと思います。
セミナーのシナリオの基本的な流れ
セミナーは基本的に以下の流れで進めていくようシナリオを作るのがおすすめです。
- はじめに:プレゼンターの自己紹介
- メインの話:具体的な数字や課題を示す
- 結果・クライマックス
- 締めの挨拶と会社の宣伝
それぞれ詳しく解説していきます。
はじめに:プレゼンターの自己紹介
まずはじめに、プレゼンターがどういう人なのか自己紹介を行います。聴き手と距離を縮めるために必要な項目です。
どんな立場の人間が、何について話すかを伝えます。
自己紹介の例
KDDIウェブコミュニケーションズの阿部と申します。10年ほどWeb業界で働いていました。
元々はプログラマーで、現在はホスティング会社のプロダクトを売るためのマーケティングをやっています。
本日は私が日々仕事の中で行っているマーケティング施策についてお話したいと思います。
「いあー物を売るのって大変ですよねー。皆さんとも是非情報交換したいです。」 ← 共感ポイント
ワンポイント:自己紹介は簡潔にする
会社の紹介を含めた自己紹介は長くなりすぎないように注意しましょう。
始めに会社の宣伝を多くしても誰も聞いていません。聞き手は会社の宣伝を聞きにきたのでは無く勉強をしに来ています。
メインの話:具体的な数値や課題を示す
セミナーで話すメインの内容です。クライマックスに向けて聞き手の気持ちを揺さぶったり、具体的な手法を紹介したりします。
手法の紹介では、具体的な数値や課題などを見せながら行うとより伝わりやすいかと思います。
メインの話の例
これまでの Web 制作は作る作業に重点が置かれていた時代でした。
しかし昨今の Web 制作では、サイトを作ってからがスタートで、その後にお店に集客をしたり、問い合わせを増やしたりとマーケティングの要素も含まれるようになってきました。
(あおり)
このまま作るだけの Web 制 作をしていると、どんどん制作単価が下がっていくと予想されます。
どうやってクライアントのビジネスを儲けさせてあげられるかが今後カギになるのではないでしょうか。
[何を売っているかの紹介]
弊社が売っている共用型サーバーは、他社と差別化が難し、相次ぐ外資系企業の参入、相次ぐ同業者のクラウド参入など非常に厳しい状況が続いています。
しかし弊社の場合営業を置かずに Web サイトへ集客を行い、毎年右肩上がりに売り上げをのばしています。
[具体的な施策やポイントを紹介]
では、どのようにして売り上げをのばして行ったのでしょうか。
元プログラマの私が、四苦八苦しながら行った施策とは何か、その施策で本当に売り上げは伸びたのでしょうか。
1.広告やったよ。
2.ファン作り施策やったよ。
3.施策を行う上でポイントはココだよ。
ワンポイント:スライド1枚につき1つの情報
聴講形式でのセミナー用スライドは、1ページに多くの情報を載せるのはやめましょう。
上記の2つのスライドを例として1枚にまとめました。
1枚のスライドに情報を詰め込みすぎると、聞き手はスライドを読むことに集中してしまいます。
セミナーは講師の話を聞いていただく時間と、聞き手に考えていただく間(ま)が大事です。スライドを読むことに集中させないように注意しましょう。
結果・クライマックス
前項を踏まえてどうなったか。聞き手は結果が気になっているに違いません。
恋愛ドラマで例えると、突然知り合った男女が付き合ったのかダメだったのかの部分です。もっとも盛り上がるところです。
(私は東京ラブストーリー以降ドラマを見ていませんけど)
結果・クライマックスの例
それでは色々施策を行った結果どうなったでしょうか。
イベントに参加していただいた方に、今回は特別に公開させていただきます。(プレミア感)
結果、施策1は「大成功」でした。
問い合わせ件数が、○○件から、○○件に伸びました。理由は推測ですがこのように考えられます。
(サンプルですので実際の数値とは異なります)
ワンポイント:セミナーでしか手に入らない情報を提示する
セミナーに参加していただいた方に、また来たいな、来てよかったなと思っていただきたいですよね。そのために、そこでしか手に入らない何かを盛り込みます。
例えば、スライド配布や社員しか知ることができない情報などです。なかなか出せないですがお金の話などは皆さん好きですよね。
私も大好きです!(笑)
締めの挨拶と会社の宣伝
最後に聞いていただいた方へ、今回のセミナーのまとめやご挨拶をします。
締めの挨拶と会社の宣伝の例
Web 制作を行う上でマーケティングが、さらに重要な要素になっていくのは間違えありません。
今回私が紹介させていただいた施策は、下記です。
・認知拡大のための「広告」
・ファン作りための「セミナー登壇活動」
他にも色々な手法があるかと思います。それらのノウハウが今後会社の財産、個人の財産になります。
売るための手法、集客のための手法をどんどん貯め「 Web 作ったら儲かるんだよ」ということが世に広ろがれば、制作単価もあがり皆でハッピーになれるのでは無いでしょうか〜^^
ご清聴ありがとうございました。
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ワンポイント:自然な流れで会社の宣伝を行う
会社の宣伝を自己紹介の次に行うのをよく目にします。
著名人が講師の場合それでも良いですが、自分のことを知らない人にたいして始めから宣伝をしても何も伝わりません。時間の無駄です。
もし会社の宣伝がある場合、最後まとめが終わった後に、「あ、そうだ一つ宣伝があったんです忘れていました」と言い、宣伝をすると良いかもしれません。
このセミナーの内容が良ければ、もしくは良いと思った方は会社の宣伝を聞いてくれるでしょう。
と、いうことで私も最後に宣伝しちゃおうかな(笑)
私は CPI というホスティングブランドを売っています。
CPI のサーバーの特徴
- マルチドメイン、ディスク、データベースが無制限
- 自動バックアップ、テストサイトが標準装備
- 100% SLA 保証で安心
ビジネスの利用で多く使われています。よろしければ一度参考にしていただけると幸いです。
最後に
シナリオの作成はセミナーに限ったことではありません。会社に通すプレゼン企画書もそうでしょうし、このブログもそうです。
最後まで読みたい、最後まで聞きたいと思っていただけるようなシナリオは大事な要素だと思います。