電話APIのTwilioを使って、ネットと電話をつなげる、Webアプリケーションの作成を11回に分けて紹介いたします。
Twilioとは、Webから簡単に電話を操作できるAPIです。電話を受信して音声を流すなど単純なものだと、たったの4行のソースコードで実現することができます。Twilioを使うことでこれまでに無かったネットと電話をつなげるアプリケーションの構築が可能となります。
今回の特集で、Twilioの基本を知っていただき、ネットと電話をつなげる、Webアプリケーション開発に役立てていただければと思います。
目次
- Twilioの電話番号を購入する
- TwilioのTwiMLを使って、通話を受信し、応答メッセージを返答する
- TwilioのTwiMLを使って、受信した電話をPHPで処理する
- TwilioのTwiMLを使って、電話をかける
- TwilioのTwiMLを使って、電話をかけた通話ログを取得する
- TwilioのREST APIを使う準備
- REST APIを使って、転送先の電話番号を取得する(パレントIDについて)
- TwilioのTwiMLを使って、音声通話を録音する
- Twilioの音声ファイルを取得し、Webサーバーに保存
- コードを実用的にする(セキュリティーについて)
- コードのまとめ(Class化)
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作成する全体像
まずは簡単に今回作成するアプリケーションの全体像をイメージしましょう。
①ユーザーがTwilioで発行される「050」番号に発信します。
②twilioは受信した電話を、PHPプログラムにより認証の処理を行います。
③認証が通れば、指定の電話に転送されます。
④転送後、ユーザーとの通話が開始されます
⑤通話終了後に通話ログと、音声ファイルを保存します
用意する環境
- PHPが動作するWebサーバー(外部からアクセスできること)
- テキストエディター
この特集を読み終えると
Twilioを使って電話をかけるWebアプリケーションが構築できるようになります。
ただ構築するのではなく、ログの出力や、音声ファイルの録音など、Webアプケーションで必要となる実践的な組み込みまでを習得することができます。
ソースコード
ソースコードは、GitHubに公開いたしました。