レンタルサーバーとクラウドサーバーの違いは?クラウド化のメリット、デメリットを解説


レンタルサーバーとクラウドはまったく異なるものですが、「その違いが分かりにくい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
どちらも、外部にあるサーバーを利用する点では同じですが、サーバー利用の仕組みやコスト負担、サービスの拡張性など、レンタルサーバーとクラウドでは大きく異なる点が多々あります。

今回は、レンタルサーバーとクラウドの違いやクラウド化についてご紹介するとともに、クラウドのメリット、デメリットについて解説していきます。
なお、本稿内の「レンタルサーバー」は、主に「共用レンタルサーバー」を指すこととします。

目次

 

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1.レンタルサーバー(ホスティング)とクラウドサーバーの違い

レンタルサーバーとクラウドサーバーの違い

レンタルサーバー(ホスティング)は、「1台のサーバーを複数の利用者で共有する」形態です。シェアードサーバーとも呼ばれるこの形態は、複数の利用者が物理的なサーバーのCPUやメモリを共有します。そのため同一サーバーを利用しているユーザーは、サーバーの性能を全員で共有することになります。

一方のクラウドサーバーは、サーバー管理会社が提供する物理的なサーバー内の仮想サーバー(物理的なサーバー内に複数の仮想的なサーバーを作る技術)を使用します。もちろん物理的には1つのサーバーなので CPU やメモリは共有するのですが、仮想サーバーごとにきちんと割り当てて管理するため、複数の利用者で性能まで共有することはありません。

つまり、レンタルサーバーとクラウドサーバーでは、「 CPU やメモリの性能を共有するか否か」が大きく異なるということになります。

レンタルサーバー(ホスティング)については、こちらの記事でも詳しく解説しています。あわせてお読みください。

▶︎レンタルサーバーとは?メリットやデメリットを詳しく解説
https://knowledge.cpi.ad.jp/basic-knowledge/rentalserver/

▶︎ハウジングとは?ホスティング(レンタルサーバー)との違いを徹底解説!
https://knowledge.cpi.ad.jp/basic-knowledge/254/

レンタルサーバーとクラウドサーバーの比較リスト

レンタルサーバーとクラウドサーバー、それぞれの特徴を比較したリストを作成しました。どちらのサーバーを使うか迷った際は、このリストを見てメリットが大きい方を選ぶことをおすすめします。

比較項目 レンタルサーバー クラウドサーバー
初期費用(導入費用) 発生

発生しない

維持費用

低め

高め(従量課金制)
カスタマイズ

不可(運営元が管理)

自由度が高い
スペックの変更

不可(プランの変更が必要)

自由に変更可能
運用業務

発生しない(運営元が代行)

発生しない
他のユーザーによる影響

受けやすい

受けにくい

リストの内容に関して、主なポイントを解説します。


費用について

レンタルサーバーの多くは初期費用が発生します。導入にかかるコストだけ見るとレンタルサーバーの方が高くなる可能性があるでしょう。

ただし、維持費用に関してはクラウドサーバーの方が高くなるケースが見られます。クラウドサーバーが従量課金制を採用していることが多いためです。

費用面については、クラウドサーバーのメリット・デメリットの部分で解説します。

 

カスタマイズ・スペックの変更について

レンタルサーバーは運営元となる会社が管理しているため、ユーザーがカスタマイズすることはできません。スペックを変更したい時は契約してるプランごと変更が必要となるため、自由度は低いと言えます。

一方、クラウドサーバーはカスタマイズやスペックの変更が自由にできるため、ユーザーのニーズに沿った利用が可能です。ただしカスタマイズには専門的な知識が必要となります。

 

他のユーザーによる影響について

レンタルサーバーは、1つのサーバーを他の利用者と共有することになります。シェアハウスのイメージに近いです。そのため、他のユーザーの影響を受けてしまう可能性があります。

クラウドサーバーもサーバーを他のユーザーと共有しますが、こちらはアパートやマンションのイメージ。共有はしているものの、ユーザーごとに個別のスペースが与えられている状態です。そのため、レンタルサーバーと比べて他ユーザーの利用状況の影響を受けにくいでしょう。

2.レンタルサーバーをクラウド化するとは

では、レンタルサーバーをクラウド化するとはどういうことでしょうか。
これは、簡単に説明すると、現在利用しているレンタルサーバーのサービスを、クラウドサービス提供会社が用意した仮想サーバーに移転・運用するということです。

CPUやメモリの性能を共有しないクラウドサーバーは、レンタルサーバーでスペック不足を感じた際には、移転先として選択することもよいかもしれません。
確かに、レンタルサーバーをクラウド化するということは、性能を共有しないサーバーに移管するということになり、後述する拡張性や、自由なカスタマイズができるというメリットは得られます。ですが、その反面レンタルサーバーとクラウドサーバーの違いをしっかり把握していないと、移転がうまくいかない可能性があります。

そのため、レンタルサーバーとクラウドサーバーの違いとメリット・デメリットを理解した上で、最適なサーバーを選ぶことが大切です。
ここからは、クラウド化するメリット、デメリットについて見ていきます。

3.クラウド化のメリット

クラウド化の主なメリットとして、以下の4つが挙げられます。

 

メリット1.サーバーの導入費用がかからない

たいていの場合、クラウドサーバーを契約する際は初期費用がかからないことが多く、初期のコスト面でサーバー導入のハードルを下げられる可能性があります。

 

メリット2.サーバーのカスタマイズが自由

1台の独立した仮想サーバーを利用するため、サーバーを自由にカスタマイズできます。
CPUを多めに積んだサーバーや、メモリに特化したサーバーなど、柔軟な構成が可能です。

 

メリット3.サーバーの拡張性に優れている

クラウド化したサーバーはスペックアップ、スペックダウンを柔軟に行えます。例えば、最初はミニマムで利用し、アクセスが増えてきた段階でCPUやメモリを増やすことも可能です。

4.クラウド化のデメリット

クラウド化の主なデメリットとして、以下の3点が挙げられます。

 

デメリット1.レンタルサーバーに比べて運用コストがかかる

クラウドサーバーは仮想サーバーを使っているため、仮想化のためのソフトウェアコストが含まれてしまい、一般的にレンタルサーバーと比べて、同スペックにおける価格が高い場合が多いです。
そのため、一ケ月間立ち上げたままにするサーバーを契約する場合、あらかじめ運用コストを見積もっておく必要があります。

 

デメリット2.利用料金が従量制である

レンタルサーバーは、一定の月額費用を支払えば利用できますが、クラウドサーバーの多くは通信量やCPU使用量などによって費用が変動する従量制料金体系です。レンタルサーバーの場合、どれだけ使っても月額利用料が変わらないプランなので、その点は大きな違いといえます。

つまり、レンタルサーバーは予算・支払い計画が立てやすいものの、クラウドサーバーは予算計画を立てづらいということになります。同スペックにおけるコストが高いということとあわせて、クラウドサーバー利用時には十分な注意が必要です。

従量課金となると、一ケ月のうち数日だけ使うような用途の場合、レンタルサーバーと比べて安く済むという側面もあります。しかし反対に、サーバーを立ち上げたままにして、負荷が大きくなった際に自動で拡張する設定等の場合、料金が跳ね上がる可能性も考えられるでしょう。

 

デメリット3.運用がレンタルサーバーと比べて煩雑

レンタルサーバーには管理画面がある場合が多く、WordPressのインストールサポートやバックアップの設定が可能ですが、クラウドサーバーでそのような管理画面があることはあまりありません。
そのため、きちんとしたサーバー管理者を立ててクラウドサーバーを管理していく必要があり、レンタルサーバーと比べると、その点は煩雑となってしまう場合が多いです。

5.「レンタルサーバー」と「クラウドサーバー」どちらを使うべきか

レンタルサーバーとクラウドサーバー、どちらを使うべきか迷ったら、次の説明とあなたの現在の状況を照らし合わせて考えてみてください。

レンタルサーバーがおすすめなケース

初めて Web サイトを運用する場合は、レンタルサーバーを選ぶのがおすすめ。カスタマイズせず、レンタルサーバーの機能だけで十分だと考えられます。

また「予算計画をしっかり立てて計画的に運用したい」「サーバーを立ち上げたままのサイトをコストを下げて運用したい」といった場合も、レンタルサーバーがいいでしょう。費用は毎月一定額のため予算計画が立てやすく、アクセスが急増した場合でもクラウドサーバーのように費用が大きくなることはありません。

レンタルサーバーの活用方法については、こちらの記事が参考になります。
▶︎【法人向け】レンタルサーバーのおすすめの使い道とは

 

クラウドサーバーがおすすめなケース

時期によって突発的にアクセスが増加する可能性のあるサイトを運用する場合は、クラウドサーバーがおすすめ。クラウドサーバーはスペックアップ・ダウンが簡単に行えるため、アクセス状況に合わせてサーバーの調整ができます。

また、 Web サイトを試験的に運用したい場合もいいでしょう。クラウドサーバーなら本運用にもすぐに移行でき、中止する場合の手続きも簡単です。

さらに、サーバーを自社向けにカスタマイズして使用したい場合はレンタルサーバーでは対応できません。クラウドサーバーの利用をおすすめします。

まとめ

クラウドサーバーには、初期費用がかからない、サーバーの拡張性やカスタマイズ性に優れているなどのメリットがあるため、一見手軽に利用できると考えがちです。しかし、仮想サーバーを1台借りるため、煩雑な運用が発生したり、サーバー管理者を立てたりなど運用コストもかかります。

一方、レンタルサーバーは初期費用がかかるサーバー会社も多いですが、レンタルサーバー CPI を例に挙げると、12ヶ月一括払いの場合は初期費用が無料となります。また、半年払いや3ヶ月払いと比べて、月額費用の単価も割引されるため、長期的な運用を考えている方は年払いがお得です。

また他社では珍しい「ウェブ・メール・バックアップ」のサーバーがそれぞれ分かれているため、トラブルを回避し、もしもの時の影響を最小限に抑える構造になっています。


これからサーバーを利用しようと考えている場合、より手軽でトータルコストも安価な、レンタルサーバーのメリットは大きいといえるでしょう。
 

 

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