ドメインは無料で取得できる?有料ドメインと比較したメリット・デメリットも解説

ドメインは無料で取得できる?有料ドメインと比較したメリット・デメリットも解説

ドメインの中には無料で取得できるものがあります。「無料ドメイン」と呼ばれ、利用することで初期費用や維持費用の削減が可能です。

一見するとメリットの多そうな無料ドメインですが、デメリットも理解しておかないと損をしてしまうことも。

この記事では、無料ドメインのメリット・デメリットを中心に解説します。 Web サイト作成をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

 

「Webサイトからお問い合わせが来ない…」とお悩みの方必見!
当サイトのノウハウを詰め込んだ『Web集客の無料ガイド』をご提供

無料ドメインとは

無料で取得可能なドメインのことです。「ドメインは有料で取得するもの」というイメージが強いかもしれませんが、無料で取得できるものもあります。

独自ドメインの場合も、無料で取得可能なサービスがあるのです。

具体的なメリットの説明については、後ほど解説します。

そもそもドメインとは何かを詳しく知りたい方は、本記事とあわせてこちらの記事もお読みください。
▶︎ドメインとは何か?種類や取得方法を IT 初心者向けに解説

独自ドメインとは

「独自ドメイン」という言葉が出てきたため、補足で説明します。

独自ドメインとは、世界に1つだけのオリジナルドメインのことです。登録者が文字列を自由に設定できます。例えば、サイトの名前や自社ブランド名をドメイン名に含めることも可能です。これにより、ユーザーが何のサイトか識別しやすく、信頼してアクセスしやすくなるなどのメリットがあります。

独自ドメインを取得するメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶︎自分のドメインを取得するメリットとは?ビジネスなら独自ドメインを取ろう

無料ドメインのメリット

ドメインメリット

無料ドメインを利用するメリットとして、主に次のものが挙げられます。

  • コストがかからない
  • ドメインを比較的取得しやすい

コストがかからない

無料ドメインを利用する最大のメリットは、コストがかからない点にあります。

有料のドメインを取得した場合、初期費用と維持費用がかかります。年間で数千円の出費であり大きな金額ではありませんが、何年もサイトを運用していけば費用としてかさんでいくでしょう。

また Web サイトからの収益がない場合は、ドメインのコスト分が赤字となってしまうことも考えられます。 Web サイトの作成・運用にかかるコストをとにかく下げたいなら、無料ドメインの利用を検討してみてください。

また Web サイト運用のコストを下げるコツとして、無料のレンタルサーバーを使用するという方法もあります。無料サーバーを利用するメリット・デメリットについてはこちらの記事で解説しています。本記事とあわせてご覧ください。
▶︎無料レンタルサーバーを使う時の注意点!有料レンタルサーバーと比較したメリット・デメリットを解説

ドメインを比較的取得しやすい

ドメインを取得する際は「 .com 」や「 .jp 」などの「 TLD (トップレベルドメイン)」も選びます。しかし、人気のドメイン名はすでに使われているケースも多く、新規登録できない可能性があるのです。

例えば「 .com 」は世界中で使われているドメイン名であり、インターネットユーザーにとって馴染み深いことからとても人気です。そのため、「 〇〇〇〇.com 」のドメイン名では登録できないこともあります。

一方、無料ドメインの場合、人気のドメイン名は難しいですが、希望のドメイン名を取得できる可能性が比較的高めです。取得したいドメイン名を諦めて別のものを考える手間が省けるでしょう。

TLD についてはこちらの記事で詳しく解説しています。ドメイン名を決める時に迷ったら、この記事で紹介しているそれぞれの特徴を参考にすると決めやすいでしょう。
▶︎トップレベルドメイン( TLD )とは?種類や選び方を初心者向けに解説

無料ドメインのデメリット

無料ドメイン デメリット

無料ドメインを利用する際は、デメリットについても知っておきましょう。メリットと比較した時にデメリットの方が大きく、有料ドメインを使った方が良い場合もあります。

主なデメリットは以下の通りです。

  • 見慣れないドメインのためユーザーに警戒されやすい
  • 運営サイトによって利用条件がある
  • 運営サイトの終了によってドメインが使えなくなる可能性がある

見慣れないドメインのためユーザーに警戒されやすい

ドメイン名の重要な役割の1つに「ユーザーに信頼感を持ってもらうこと」があります。ドメイン名を見ただけでどんなサイトかが分かると、ユーザーは信頼してアクセスしてくれます。そのため、ドメイン名にサイトの名前や自社ブランドを含めたりするのが基本となっているのです。

また「 .com 」や「 .jp 」などはユーザーが見慣れていることもあり、信頼してもらいやすい傾向があります。無料ドメインでは「 .com 」や「 .jp 」のような人気のドメイン名は取得できません。ユーザーからすると見慣れないものがほとんどではないでしょうか。そのため、警戒されてアクセスしてくれなくなる可能性が考えられます。

ドメイン名を何にするか迷った時は、こちらの記事が参考になります。
▶︎ドメイン名の決め方を解説!失敗しないためのポイント3つ

提供会社によって利用条件がある

無料ドメインは、提供会社によって利用条件が設けられている場合があります。
例えば、

  • 短い期間での更新が必要
  • 一定期間ログインしないとサービスの提供が停止する

など。利用条件をよく確認した上で使いましょう。

提供会社の終了によってドメインが使えなくなる可能性がある

例えば、無料ブログサービスを使ってブログを立ち上げた場合、そのサービス元が提供するドメインを無料で利用することができます。もし運営の会社が何らかの理由でサービスを停止した場合、このドメインは使えなくなってしまう可能性があるのです。

このような状況になってしまっても、別の会社でドメインを取得し引き継ぎを行えば Web サイト運用は継続できます。しかし、ドメイン名が変わるため、以前の検索エンジンからの評価や集めてきた被リンクなどは全てリセットされてしまうのです。つまり1からサイトを育てる手間がかかってしまうということになります。

もしドメイン変更が必要になった場合は、こちらの記事で紹介している手順で対応してください。
▶︎ドメイン変更とは? SEO 評価を引き継ぐ変更方法も解説

無料ドメインと有料ドメインの比較

ここまで紹介してきた無料ドメインを取得するメリット・デメリットと、有料ドメインのメリット・デメリットを一覧表にまとめました。

種類/項目 メリット デメリット

無料ドメイン

  • コストがかからない
  • ドメインが取得しやすい
  • 見慣れないドメインのためユーザーに警戒されやすい
  • 提供会社によって利用条件がある
  • 提供会社の終了によってドメインが使えなくなる可能性がある
有料ドメイン
  • 信頼感を得やすい(人気のドメインを取得できる)
  • ドメインのメールアドレスを持てる
  • ドメインパワーを継続して利用できる
初期・維持費用がかかる

無料と有料どちらを利用するべきか

それぞれメリットとデメリットがある無料・有料ドメインですが、おすすめは有料ドメインです。

特に「企業で Web サイトを運用したい」「ビジネス目的の Web サイトを作りたい」という場合は、有料ドメインを取得した方がメリットは大きいでしょう。

ドメイン名に自社ブランドが入っていたり「 .com 」などのドメイン名を使ったりしていることがユーザーのアクセスを促しやすい点は、これまで説明した通りです。

また更新の期間を守っていれば厳しい利用条件はほとんどなく、管理にかかる手間も少なくて済みます。

無料ドメインを取得する(ドメイン代をかけずに Web サイトを作成する)方法

最後に、無料ドメインを取得する(ドメイン代をかけずに Web サイトを作成する)方法を紹介します。主に次の2つの方法が挙げられます。

  • レンタルサーバーの特典を利用する
  • 無料ブログサービス、ホームページ作成ツールを利用する

レンタルサーバーの特典を利用する

レンタルサーバーを提供する会社では、指定された条件を満たすことで、特典としてドメインを無料で利用できる場合があります。

大手のレンタルサーバー会社でも実施しています。サイトを確認してみましょう。条件は会社によって異なるため、最適なものはないか比較してみてください。

レンタルサーバーとは何か詳しく知りたい方は、本記事とあわせてこちらの記事もお読みください。
▶︎レンタルサーバーとは?種類やメリット・デメリットを詳しく解説

無料ブログサービス、ホームページ作成ツールを利用する

無料ブログサービスや、ホームページ作成ツールの無料プランを利用すれば、権限委譲されたサブドメインを使って Web サイト(ブログ)の作成が可能です。つまり、ドメイン代をかけずに Web サイトを作れるということになります。

代表的なサービス・ツールとしては、主に以下のものがあります。

【無料ブログサービス】

 

【ホームページ作成ツール】

無料ドメインの利用は慎重に検討しよう

無料ドメインを使えば、ドメイン取得にかかる初期費用・維持費用をカットすることが可能です。その一方、信頼性の高いドメイン名を取得できなかったり、提供元のサービス終了とともにドメインも使えなくなったりするなどのデメリットがあります。

無料ドメインを利用するときは、本当に無料でも問題ないのか、有料ドメインの方がメリットが大きいのではないか、慎重に検討することをおすすめします。

関連タグ:

CPIの最新情報をTwitterでチェックできます!
@cpiadjp
次へ
前へ