CMS とは、Contents Management System の略で、コンテンツを管理するためのシステムです。
本来の目的はコンテンツを管理するためでしたが、昨今はWebサイトを構築するために CMS を導入することもあります。
CMS を導入するメリットとして、いつくかありますが
- Web サイト更新時のコスト削減
- デザインの統一
- 複数人で Web サイトを運用
などがあげられます。
ここで1つ気になるのが「デザインの統一」です。
CMS は専門知識が無いユーザーなども操作し、誰が記事の入力を行っても、サイト全体の「デザインを統一」ができなくては意味がありません。
よく CMS を導入したが操作が難しくて更新できないケースや、CMS を運用するのに専門知識が必要というのを聞きます。よくある CMS 導入の失敗例ですよね。
では、専門知識が無いユーザーでも CMS を使い、デザインの統一をしつつ、Web ページの更新ができるのかを考えてみたいと思います。
CMS については、こちらの記事で詳しく解説しています。
https://knowledge.cpi.ad.jp/cms/about-cms/
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専門知識が無いユーザーが入力した記事を見てみよう
それではまず、以前私の知人が美容院をオープンするときに WordPress で構築してあげた Web サイトを見てみましょう。当時の私は IT の経験がなく、Web サイトを更新するための専門知識は皆無でした。
以下がその美容院の Web サイトです。(許可をいただき掲載しています)
こちらの Web サイトには「ブログ」機能が搭載されています。そのブログを見てみましょう。
うんうん、ちゃんとブログ書いているね「よしよし」と思いながらも
改行の多さに驚きました。一文ごと4つほど改行(pタグ)が入っています。
アメブロなどで、よく見かける改行ラッシュですね。
これを見ても分かりますが、CMS を導入すると専門知識がなくても Web サイトを更新することは可能です。
しかしデザインの統一をしつつ、サイト更新ができているか?と言われると疑問が残ります。
では、どうしたら専門知識が無いユーザーでもデザインの統一をしつつ、記事が更新できるのでしょうか?
WYSIWYG エディターのカスタマイズ
専門知識がなくとも、デザインを統一しつつ、記事を更新する方法はいくつかあります。
1つ目はカスタムフィールドを使いページを更新する方法です。ただ、この方法は汎用性が失われてしまうのと、様々な記事で紹介があるため、今回の説明では割愛させていただきます。
2つ目は、WYSIWYG エディターを使いページを更新する方法です。
専門知識が無いのに WYSIWYG エディターを使って、カッコよくページが更新できるわけがないと CMS を使ったことがあるユーザーなら思うはずです。
しかし WYSIWYG エディターに、Web サイトで使うパーツをテンプレートとして登録しておき、テンプレートから入力を行うことで、デザインの体裁を崩さずに誰でも入力が可能になります。
このデモは、CKEditor のカスタムボタンと、テンプレートを使い入力をしています。
CKEditor のカスタマイズ方法は次回ご紹介いたします。
少し話はそれますが、KDDI ウェブコミュニケーションズがリリースしたg.o.a.tは「直感的にきれいなビジュアルブログをつくれるサービス」というスローガンを掲げています。私も実際にg.o.a.tを使いブログを書いてみたところ、なかなかお洒落な感じにブログができましたので、参考にしてみると良いかもしれません。
私のテストで書いたg.o.a.tブログはこちら(気が向いたら書き足していきます)
https://masayuki-abe.goat.me/3DaZ67BC
結論
今回のタイトルは、「CMSを使うと誰でも簡単にカッコイイサイト更新ができるのか?」でした。
結論は、サイトで使うパーツを用意しおき、テキストの変更や、画像の変更で入力を行うと可能です。このような要件のCMSは、実際の案件でも何度か構築をし、専門知識が無い現場の担当者が入力しカッコよくサイトを更新しています。
ぜひCMS構築時の参考にしてみてください。
次回の記事はデモで紹介しているCKEditorにテンプレート機能を付ける方法です。
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