「自社でもクラウドを導入したい。 AWS が有名なのは知っているけど、どんな点がすごいの?」
「なぜ AWS は多くのユーザーに人気なの?」
クラウドを導入したいと考えている企業の経営者・担当者の中には、このような疑問を感じている方も多いのではないのでしょうか。
そこで本記事では、AWS が「すごい」と評価されている理由をまとめました。ぜひ参考にしてください。
目次
- AWS (Amazon Web Service) とは
- AWS って何がすごいの?9つの特徴を紹介
- 最先端のクラウドコンピューティングサービスが AWS
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AWS (Amazon Web Service) とは
AWS (Amazon Web Service) とは、「 Amazon Web Service, Inc.」が提供するクラウドコンピューティングサービスのことです。
コンピューティングやストレージ、データベース、機械学習、AI、データレイク、IoT など200以上の機能が利用でき、シェア率は世界でトップを誇っています(2022年5月時点)。クラウドコンピューティングを導入するために、AWS を利用する企業も増加しています。
AWS が人気な理由は機能の豊富さだけでなく、クラウドコンピューティング環境の柔軟性の高さや強固なセキュリティ対策が施されていることなども含まれます。詳しくは、次の項目で解説します。
AWS って何がすごいの?9つの特徴を紹介
では、AWS はどのような点が「すごい!」と評価されて、多くのユーザーから人気を集めているのでしょうか。
ここでは、以下9つの点にまとめて紹介します。
- コストを抑えて利用できる
- 値下げの頻度が多い
- 最新技術をいつでも使える体制を整えている
- リソースの変更が柔軟に行える
- 開発のスピードを上げられる
- マネージドサービスで運用の負荷を抑えられる
- スムーズなグローバル展開ができる
- 高いセキュリティレベルを確保している
- 日本語でのサポートにも対応している
コストを抑えて利用できる
AWS は多くの機能で無料枠やトライアル期間が用意されているので、初期費用がかかりません。導入後は従量課金でサービスを使用した分だけ費用がかかります。
使用量が多くなると費用も高額になりますが、AWS は導入もサービスの利用停止も簡単に行えるため、利用開始・停止もすぐに切り替えることができます。必要なタイミングのみ AWS を利用することで、金銭的なコストを抑えることができます。
値下げの頻度が多い
金銭的なコストに関する部分で見ると、AWS は値下げの頻度が多いことも特徴の1つです。
2023年3月までに129回以上の値下げを行っています。AWS ではこれほど頻繁に値下げを行っていることを考えると、クラウドコンピューティング利用の維持費を抑えるという観点ではメリットが大きいでしょう。
値下げは自動的に行われるため、その度に手続きを行う必要がない点も魅力的です。
リソースの変更が柔軟に行える
AWS には数分でサーバーの台数やメモリ、ストレージのサイズといった IT リソースを柔軟に変更できるという大きなメリットがあります。
例えば、AWS のサーバーで運用している Web サイトにアクセスが急増し、メモリリソース不足が想定される場合には追加するなど、状況に応じたリソース変更対応を即座に行うことができます。
最新技術をいつでも使える体制を整えている
AWS はユーザーのリクエストを参考に、最新技術(機能)をリリースしています。本記事の前半で紹介したとおり、その機能の数は200種類以上に及んでいます。これだけ種類が多いと、AWS の機能だけでシステムの構成要素をそろえることが可能です。そのため、外注企業などを使うことなく、自社だけでシステムの構築などをスピーディに進めることができるようになります。
開発のスピードを上げられる
AWS では、マイクロサービスアーキテクチャを採用しています。マイクロサービスアーキテクチャとは、独立して機能する個々のサービスを組み合わせて構築するというソフトウェアの開発アプローチのことです。
マイクロサービスアーキテクチャでは、システムは API を経由して連携するため、連携先となるシステムが異なる OS やデータベースなどを使っていたとしても、気にせずに自分たちのシステムを開発することが可能です。これにより開発スピードを上げることができます。
さらに、バージョンアップや機能改修も頻繁に行っており、年間で3,000回以上行われています。開発環境へも柔軟に取り入れていくことが可能です。
マネージドサービスで運用の負荷・コストを抑えられる
AWS を利用することにより、サーバーやネットワーク調達・物理機器に関するトラブルなどは AWS 側にて管理され、サーバーレスで運用することができるため、サービス開発担当者は運用負荷を軽減してサービス開発や運用などに傾注することができます。
さらに、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) などのマネージド型のストレージサービスなども用意されており、日々の運用監視や対応を自動化することができるため、運用の負荷・コストを抑えることができます。
スムーズなグローバル展開ができる
AWS のデータセンター(リージョン)は世界中に展開しており、ある地域で構築したいシステムを、別の地域で数分ほどで再構築することができます。
例えば、東京にあるリージョンで構築したシステムを海外のリージョンで再構築し、短時間で使用できるということです。この機能により、スムーズにグローバル展開することも可能ということになります。
高いセキュリティレベルを確保している
AWS では、セキュリティ機能の実装や、各国の法律やプライバシー、厳格なコンプライアンス要件などに対応し、高いセキュリティレベルを確保しています。また、第三者機関による検証が行われています。
※詳細は AWSのセキュリティやコンプライアンス情報などをご確認ください。
クラウドコンピューティングはインターネットを経由して利用する分、セキュリティリスクを懸念されることが多いですが、AWS では徹底した対応を行なっています。他のクラウドコンピューティングサービスと比べても非常に高いレベルといえるでしょう。
注意点を挙げるとしたら、例えば AWS でクラウドサーバーを利用している場合、そのサーバー内に保管してあるデータのセキュリティは利用者自身が対応する必要があるということです。
AWS が守るのはあくまでサービスそのものであり、ユーザーごとのデータ全てが守られるわけではありません。データが盗まれないようアクセス権限を設けたり、データが消失してしまったときのためにバックアップを用意するなどの対策は、個別に行いましょう。
日本語でのサポートにも対応している
AWS のビジネスサポートは日本語に対応しています。英語が苦手という方でも安心です。
また、ビジネスサポートは電話だけでなくメールやチャットでの連絡にも対応しており、24時間365日、何回でも問い合わせ可能です。困った時にいつでも連絡が取れることも、AWS のすごい点といえるでしょう。特に緊急度の高い問い合わせは約1時間程で返信をしてくれ、その他の問い合わせについても24時間以内に返信してくれます。対応スピードの速さも AWS がすごいといわれる一因です。
※利用可能なサービスは契約プランにより異なりますので、ご自身にあうプランを選ぶことが必要です。
最先端のクラウドコンピューティングサービスが AWS
AWS は頻繁にアップデートを行い、新機能を追加するなどして進化を繰り返しています。世の中にあるクラウドコンピューティングサービスの中でも最先端を進んでいるといえるでしょう。
AWS の魅力は、ユーザーが利用できるサービスが充実しているだけでなく、高いコストパフォーマンスや作業の自動化が図れる点、厳密なセキュリティ対策なども含まれます。
もし「自社にクラウドを導入したい」とお考えならば、まずは AWS から検討してみるのがおすすめです。