法人ECサイトの始め方の手順と最適なレンタルサーバーの選び方について解説

法人ECサイトの始め方の手順と最適なレンタルサーバーの選び方について解説

ECサイト(Electronic Commerce Site)とは、インターネット上で商品やサービスを販売するWebサイトのことです。家計消費状況調査ネットショッピングの状況(2020年結果)によると、二人以上の世帯ではECサイトの利用率が50%を突破し、新型コロナの影響でECサイトの需要に拍車がかかっていることが見て取れます。

今まで店頭販売していた物をECサイトで販売する方向に切り替えている企業も増えてきており、オンライン化へ力を入れていくべき時期とも言えるでしょう。

この記事では、法人でECサイトを始めようと思った際に、どのような方法があるのか、またどのような手順で進めたらいいのかについて解説します。

目次

  1. まずはECサイト作成方法の種類を知ろう
  2. 中小企業ならオープンソース型がおすすめ!
  3. ECサイトで利用されているサーバーの種類
  4. 回線遅延は機会損失!ECサイト用サーバーを選ぶポイントは?
  5. レンタルサーバーを使ってECサイトを作ってみよう!
 

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まずはECサイト作成方法の種類を知ろう

ECサイトを作成する方法としては、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのモールに出店する「モール型ECサイト」と、自社で独自にECサイトを作成する「自社ECサイト」がありますが、今回は後者について詳しく触れていきます。

自社ECサイトには「フルスクラッチ型」「パッケージ型」「ASP型」「オープンソース型」の種類があり、会社やECサイトの規模感によって向き不向きがあるので、それぞれの特徴をご紹介します。

  企業規模 カスタマイズ システムアップデート 初期費用
フルスクラッチ型 大企業が中心

3〜5年で要アップデート

1000万円〜
パッケージ型 中〜大企業 3〜5年で要アップデート 500万円〜
ASP型 小〜中企業 ✖️ or △ 自動アップデート 0円〜
オープンソース型 小〜中企業 3〜5年で要アップデート

0円(制作費除く)

フルスクラッチ型ECサイト

フルスクラッチ型ECサイトとは、既存のサービスやソフトウェアを一切使用せず、ゼロからECサイトを構築する方法です。システムをすべて内製化できるのが最大の魅力で、常に改良し続けECサイトを最適化したい企業に向いています。ZOZOTOWNやUNIQLOがフルスクラッチを採用しECサイトを作成しています。


メリット
・他の方法に比べて、最も自由度が高い
・機能の拡張性が高い
・開発〜運用管理までを内製化できる
・購入者の行動分析から高速PDCAを回しやすい


デメリット
・開発までの時間がかかる
・開発費用が高い
・優れた開発や運用人員が必要

パッケージ型ECサイト

パッケージ型ECサイトとは、ECサイトを構築するためのソフトウェアを販売会社から購入し利用する方法です。ゼロベースで構築するフルスクラッチ型とは異なり、最初からECサイト運営に必要な基本機能が用意されているため、構築スピードが早いのが魅力です。また、拡張可能なため中〜大規模ECサイトの構築にも向いています。

(パッケージ型サービスの例)ecbeingEC-ORANGE など


メリット
・ECサイト構築の手間が省ける
・フルスクラッチに比べ作成費用を抑えることができる
・事業成長に合わせてECサイトの拡張が可能
・提供元の企業からサポートを受けられるので安心

デメリット
・ASPと比べて費用が高い
・細かいアップデートに注意が必要
・メンテナンス費用などのランニングコストが多くかかる

ASP型ECサイト

ASP型ECサイトとは、Application Service Provider のことで、事業者が提供しているアプリケーションサービスを利用しECサイトを開設する方法です。初期コストが安く、ECサイト構築のための専門知識を要しない場合が多いため、気軽に運営を始めることができます。また、システム管理やアップデート等は提供元にて行ってくれるため、システムの陳腐化の心配やアップデートの手間がなく、ECサイトの構築や運用にリソースを割けない場合にも向いています。

(ASP型サービスの例)BASEShopify など


メリット
・低価格から始めることが可能
・自動アップデートがあるため、常に最新版を利用可能
・専門知識を必要としない


デメリット
・独自性が低い
・ECサイトの拡張が難しい
・カスタマイズがほとんどできない

オープンソース型ECサイト

オープンソース型ECサイトとは、インターネット上に無料で公開されているソフトウェアを利用してECサイトを構築する方法です。必要な機能は揃っているため、比較的短期間でのECサイト構築が可能です。自由なカスタマイズができるため、独自のECサイトを構築できます。

(オープンソース型サービスの例)EC-CUBEWelcart(WordPressのプラグイン)


メリット
・自由なカスタマイズが可能 
・コストを抑えECサイトを構築することが可能
・必要な機能があらかじめ揃っている


デメリット
・開発技術が必須
・基本的にサポート対応がない
・セキュリティリスクがあるため、細かくアップデートする必要がある

中小企業ならオープンソース型がおすすめ!

ECサイトの構想や開発人材、資金がある場合は、フルスクラッチ型やパッケージ型、個人利用や小規模なECサイトを検討している場合は、ASP型がおすすめですが、会社としてECサイトを立ち上げたい場合や予算をそこまでかけずにECサイトを開設したい場合は、オープンソース型ECサイトが良いでしょう

オープンソース型は無料のソースコードを利用して構築できるのと、ASP型のように必要な機能は基本的に揃っていることが多いため、ECサイトをとりあえず運営してみて、徐々にカスタマイズや拡張をしていくなどという使い方もできるため、拡張性、融通性、低コストという点でおすすめです。

ただし、オープンソース型はベンダーからのサポート等は受けられないため、社内に開発やセキュリティ対策、データ管理などの知識が備わった人材がいるかどうかも判断のポイントになってきます。

オープンソース型でECを作成する手順

おおまかな手順は以下の通りです。

  1. サーバーの契約、ドメイン取得
  2. SSLのインストール
  3. オープンソースCMS(EC CUBEやWelcart)のインストール
  4. ECサイト開設、カスタマイズ等の開始

 

ECサイト構築に必要な「サーバー」とは

サーバーとは私たちが普段利用しているコンピューターの一つで、ネットワーク上でデータやファイルの提供を行うもののことです。ファイルやデータを保管し、クライアント(データを利用する人)にデータやファイルの提供を行う役割を持っています。

もっと簡単に言えば、ECサイトを24時間365日公開するためのものです。ユーザーがURLを入力してたどり着くWebサイトは、このサーバーの情報をみているわけです。

ECサイトで利用されているサーバーの種類

クラウドサーバー

クラウドサーバーとは、インターネット経由で利用するサーバーのことで、専門の機会や設備が無くても利用することができます。自分でサーバーの環境を作る必要がないことや、トラフィックの増大にも対応できるところが魅力です。しかし、すでに環境が構築されている分、サーバーのカスタマイズができないのはデメリットと言えるでしょう。

オンプレミス

オンプレミスとは、「サーバー」「ソフトウェア」「ネットワーク」などの設備を自社で導入することを指します。自社で運用する分、サーバーを自由にカスタマイズできますし、セキュリティ性も高いと言えます。社内システムとの連携がしやすい点もメリットでしょう。しかし、管理や運営も自社で行うため、コストを避けることはできません。また、トラブルがあった際も自社で対応する必要があり、開発までも時間を要するのはデメリットでしょう。

ハウジング

ハウジングは、サーバーの機会そのものは自社で準備する必要がありますが、管理は通信事業者に依頼する方法です。自社でデータセンターを設ける必要がないので、オンプレミスに比べてコストを抑えることができるでしょう。サーバーを安全な場所で管理してもらえるので、災害時にも強い点はメリットと言えます。回線も安定しているので、キャンペーンやセールなどのトラフィック増大にも対応できるのがメリットです。セキュリティ性にも優れているので、安心して利用することができるでしょう。

レンタルサーバー(ホスティング)

サーバーを自社で導入するのが難しい場合は、サーバー事業所からサーバーを借りるという方法もあります。サーバーの設定や構築はサーバー事業所に任せることができるため、初心者でも利用しやすいでしょう。サーバーのカスタマイズができないことや、トラフィックの増大に対応できない可能性がある点はデメリットですが、セキュリティに関しては万全な対策がとられているので、多くの場合は心配要らないでしょう。

レンタルサーバーは、サーバーを一台まるまる貸し切る「専用サーバー」と、一つのサーバーを複数人で借りる「共用サーバー」の二つに分かれます。

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回線遅延は機会損失!ECサイト用サーバーを選ぶポイントは?

ECサイトを自社で作成する場合もあれば、サーバー契約も含めて制作会社へ依頼する場合もあります。制作予算に合わせて、ECサイトのデザインや機能追加、サーバー選定を行う場合が多いですが、依頼する側としても、制作会社選定のための一つの基準として、サーバー選びのポイントを押さえておきましょう。

サーバーを選ぶポイント1:ネットワークの強さ

ECサイトでは一日に何人ものユーザーがサイトに訪れることが予想されますので、ネットワークの強さ(強靭性)は重要です。チェックすべきポイントは2つ。

1つ目は「データ転送量」で、「〇GB」と表示されているものです。

この数値が低いとサイトが表示されるまでに時間がかかったり、表示そのものができなくなったりします。サイトが閲覧できなければユーザーが離脱してしまう可能性があるので、訪問者数やアクセス数(ページビュー)を想定してデータ転送量を決める必要があるでしょう。

2つ目が「バックボーン」です。

バックボーンとは、ネットワーク同士を繋ぐ主幹となる通信回線のこと。「Gbps」の単位で表記されているのがバックボーンを示すもので、基本的には100Gbps以上あると十分と言われています。

サーバーを選ぶポイント2:安定性

サーバーが安定していなければ、正常にサイトを閲覧できなくなる可能性があります。「少し不安定でも問題ないだろう」と感じるかもしれませんが、そんな時は一度ユーザー目線で考えてみましょう。

購買意欲があるユーザーが「さあ購入しよう!」とECサイトへアクセスすると、サーバーが不安定なためにエラーが出て、購入画面に進めないとします。他では代替がきかない独自性の強い商品ではない限り、"今すぐに" 購入できる他のECサイトで購入するでしょう。つまり、サーバーが不安定というのは、購入の機会損失となるため貴重な顧客を失ってしまうことに等しいのです。

そのため、どの程度サーバーが安定しているのかも要チェックポイントです。

また、「同時接続数」はサーバーの安定性を測る1つの指針であり、そのサイトに同時にアクセスできる人数を示したものです。キャンペーンやセールなどのイベント開催時には、同時に訪問する人も多いことが見込まれますので、同時接続数は多いに越したことはありません。

 

併せて確認しておきたいポイントとして「サーバーの稼働率」があります。これはサーバーが正常に稼働している率を示したもので、稼働率が高いサーバーほど、安定したサービスを提供できます。

 

さらにサービスの品質保証について示されているのが「SLA」です。SLA(Service Level Agreement)とは、サービス提供事業者がサービス利用者に対して品質保証を明示したものです。提示されている品質を下回った場合、事業者によって対応は異なりますが、規定の額を返金するなどのサービスがあります。つまりSLAがあるサービスは安心して利用できると理解しておくと良いでしょう。ただし、全てのサービスにSLAが対応しているとは限らないため、どの項目が対応しているのかもチェックしておきましょう。

サーバーを選ぶポイント3:バックアップサービス

充分に気をつけている場合でも、ECサイトを制作するのは人間です。人的ミスの可能性はゼロではないことに加え、障害やトラブルなどもありうるため、定期的なバックアップを取るのが安心です。何らかの原因でサイトのコンテンツが消えてしまった場合でも、バックアップを取得していればすぐに復元することができますが、バックアップを取っていないと最悪の場合、ECサイトをゼロから作り直さなければいけないことにもなりかねません。

そのため、サーバー選びする際には、バックアップサービスが利用できるかも確認しましょう。バックアップサービスは無料オプションとして提供されている場合もありますが、月額料金(オプション料金)がかかる場合もあります。バックアップの内容や利用料金などを比較しながら検討して見ると良いでしょう。

サーバーを選ぶポイント4:サポート

サーバー側が提供しているサービスに不具合や障害が生じた際に、レンタルサーバーからサポートが受けられるかどうかも確認すべきポイントです。

レンタルサーバー会社によってサポートの方法も違うので、電話サポートなのか、メールサポートなのかなどのサポート方法の確認に加えて、24時間365日対応可能なのかも確認しておくと良いでしょう。サーバーのトラブルはいつ起こるかわからないため、どんな状況でもすぐに対応してもらえるのか事前にチェックしておくと、万が一の際でも安心です。

また、サーバーマニュアルについて、初心者でも理解ができる内容なのか、専門家でないと解読が難しいのかも含めてチェックしておきましょう。

レンタルサーバーを使ってECサイトを作ってみよう!

会社の事業としてECサイトを運用するのであれば、自社でサーバーを導入しても良いかもしれません。しかし、試験的にECサイトを運用したい方や中小企業でECサイトを開設したい場合はレンタルサーバーを利用した方がコストを抑えられるでしょう。

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レンタルサーバーの利用を検討されている方は、複数のレンタルサーバー事業者を比較することをおすすめします。

ECサイトがあると、住んでいる場所に関係なく商品やサービスを欲している人に届けることができるので、店頭販売と平行してオンライン販売も検討してみてください。

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